@京都

時々顔を出すディープなバー「ろくでなし」のドキュメント映画があるという情報を得て、COCON烏丸へ見に行く。
京都造形芸術大学の卒業生、園部典子監督作品で36分のビデオ作品だ。
マスターの横田さんの姿を描いている作品だが、横田さんとは20年近く前に札幌で出会った。
友達だった漫画家の故湊谷夢吉氏の遺作展を見に来てくれてからのつき合いで、京都に行くとたまに飲みに行っていたのだった。
店は昔ながらのジャズ喫茶で70年代からのポスターが壁や天井に貼られていて、トイレには落書きがたくさんあるという化石のような存在だが、今も京都文化の一端を担っていると言っても過言でないところである。
映画では京都に落ち着く前の横田さんのことにも触れられていて、若松孝二、足立正生といった人たちも出てきた。かつて横田さんは若松プロにいたのである。
この日は残念ながら映画のあとに「ろくでなし」に行くことは出来なかったので、この次はぜったい行かなきゃ。