札幌国際芸術祭

8月前半は猛暑で、お盆過ぎは雨ばっかりでなかなか行けなかったモエレ沼公園へ昨日やっと行って来た。気温20度くらいで快適、まさに「北国の青い空」。預けてある乗用車が使えなかったので軽トラでブイブイね(笑)。


目的は札幌国際芸術祭の「坂本龍一YCAM Inter Lab /フォレストシンフォニー」と特別展示「竹村真一 / 触れる地球」。
「都市と自然」がテーマということで、今の芸術にとって重要な要素のひとつであろう「過去と現在と未来に向けた眼差し」が、地球との交感によるアプローチを媒介として表現されているように感じた。


特に「触れる地球」では、グローバル経済によって失われていく大切なものを取り戻すためのグローバルな動き。グローバル化を避ける事が出来ないのなら、経済とは違う何をグローバル化すればいいのか、どんなグローバル化をすればいいのか、情報が視覚化されていく地球儀などを通して問題提起されていたと思った。
竹村さんとは20年くらい前に「アイヌ自然医学を訪ねるツアー」に参加して頂いた時に一度お会いしていて、先に帰るために旭川空港まで送った車内で楽しく話を聞いたことを思い出す。
作品だったけど再会できて嬉しかった。


そして芸術への衝動の大事な要素のひとつ「信仰」が、ここでは「能・狂言」と「アイヌ古式舞踊」を通して見ることが出来たはずだったが、雨で中止となったのがなんとも残念。でも能楽の皆さんは見えないところでもきちんと神事的演目「三番叟」を奉納してくれたそうである。


さあ、みなさん、これからがモエレ沼公園はいい季節ですよ〜。暑くなし寒くなし。夜は冷えるがカップルはくっつくじゃろ。キショーメ。