昨晩のたね蒔きジャーナル 金曜版

 永岡です、毎日放送たね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。

 たね蒔きにお手紙も来ていて、始まった頃、たね蒔きをたまねぎと間違っていた頃のことが懐かしいと言われて(水野さん初回で間違われたそうです)、実際にリスナーに番組から種を送り、バジルの種で、それが大きくなり食卓を賑わしているということです。この方3年前は政治に興味はなく、しかしたね蒔きを聴き始めて、特に震災以後、情報も得て、知識で自分の意見を持てるようになったと言われました。近藤さん、そういう人が今ほど求められている時代はない、流されてはいけないと言われました。週刊誌でどこかの国との戦争との話もあり、その中で事実が必要であり、歴史に学ばないといけない(過去、ナショナリズムの高揚で一番犠牲になったのは国民)、注意しないと自分が犠牲になると、近藤さん言われました。

 民主党について、近藤さん、人命の上に勝るものがあるというようなものがある、野田氏は意味のないことをよく言うと指摘され、どっちを向いているのか分からない政党で、菅氏など、ボスの頭だけで決めた政権であると言われました。オスプレイ、人為ミスと言われて、安全宣言は出来ない(人間はミスをする)。人間の命より日米同盟が大事と思っている、無茶宣言と近藤さん言われました。野田氏、人命より国益といい、国益と言われても…自分の意見を持つことの大事さを言われました。

 川柳で振り返る1週間プレイバック川柳、今週近藤さんの選ばれたのは「大臣が 宣言すれば 不安増し」(オスプレイのこと)でした。なお、来週は時事川柳もラストです。

 今日の特集「水野晶子のどないなっとるねん」は予想通り民主党の代表選で、野田氏が大差で再選されたものの、今後のこと、維新のことなど、おなじみ東京報道の神崎智大(ともひろ)さんの報告がありました。

 代表選、ホテルニューオータニ鶴の間(大宴会場)で行われ、毎年民主党はここでやり、1年前は野田氏が勝つと思っていた人は少なかった(小沢氏がいて、前原氏も出た)が、野田氏、どじょう演説で前原氏をかわして勝ったのです。ドラマが去年はあったのですが、今回は全て予想通り、朝刊に野田氏再選と書かれており、記者の注目も少なく、去年は記者席700が2時間前で埋まり、しかし今年は記者のスペースが小さい上に半分しか埋まらず(泣)、ニュースのおきる雰囲気ではなかったのです。

 国民は野田氏を求めておらず、今日は最終演説で、野田氏も何もなく、他の3人も響くものなしなのです。記者の半分が居眠りです(泣)。聞くことがないのです。野田氏以外の3人は敗戦の弁なのです。

 原口氏、野田氏を批判して、地方重視と言い、負けられないと言っていたのに、地方票は野田氏が圧勝(原口氏は野田氏の1/4)。国会議員も2/3が野田氏に入れて、国会議員では原口氏最小であったのです。近藤さん、何の高揚感もないと言われて、うっすらと妖怪(小沢氏)がいて、小沢氏の影響があり、脱小沢の気配の中にあったと言われました。その中で立ち位置が決まり、原口氏は一番言うことが分かりやすく、それを理解しない民主党はつらい。国民の声は反映されていない。リスナーより、原口氏、結果によって離党と言う事について質問があり、すぐには離党しないが、支援した川内氏、反野田グループを作り、まとまると将来的に離党はあり得るのです。

 近藤さん、70人も離党した政党がその責任を取らず、細野氏を降ろして野田氏を選ぶ、小沢氏を切ったことで結束していると言われて、神崎さん、小沢氏が出てから対立軸がなくなり、原口氏のところは結束力はあるものの、野田氏を押しているのは理由もなく、全体が野田氏でまとまっているのではないと言われました。近藤さん、出て行ったのが小沢氏だから野田氏は責任を取らないと言われて、しかし後7人で民主党過半数割れ、維新に3人行くので、ともかく10人抜けたら不信任案可決となり、それで先手を打ち、野田氏来週国連総会に行き、その前に党役員人事をして、幹事長他を変えて、民主党は変わったとしたい。細野氏、幹事長に名前も挙がり(他に岡田氏、前原氏)、近藤さん、細野氏がそれを受けたら、福島のために立たないと言っていたことと矛盾する、裏取引ありと指摘しています。細野氏幹事長は野田氏の希望で、岡田氏を幹事長にしたら離党者が増える(岡田氏は嫌われている)ためです。

 近藤さん、AKBの選挙と違うと言われました。

 自民党の総裁選、トップは安倍氏で、地方は石破氏であり、2位に入り、安倍氏と石原氏が組んで決選投票で安倍総裁になると、神崎さんもよく分からないと言われました(泣)。安倍氏、谷垣氏と異なり、野田氏は谷垣氏とは裏で手を結べたものの、安倍氏だとそれは出来ず、野田政権は不安定になるのです。

 そして維新、この前の討論会でマスコミの潮目が変わると言い、神崎さん、よく分からない期待感はしぼんだと言われて、自民から来た人もインパクトなし。選挙目当ての人だけだと不純感であり、維新へのマスコミの接し方も変わってきたのです。以上、神崎さんの報告でした。

 最後に、近藤さんの、幸せの雑学、文章を書く、手紙を書く、手で字を書くことが大切で、パソコンで打つのではなく、文化庁、漢字を正確に書く力が衰えたと報告し、漢字で「愛」と書くと、ローマ字と違う。北九州の6年生を担当している先生から、文章を書く子は落ち着いて、丁寧である。書かない子は違い、マイナスの言葉を使う。文章を書く子は頭の中で整理して、考える、一体感があり、その先生、デジタル機器より鉛筆で書けと言い、デジタル機器だとネットで調べてそのままになる。近藤さん、レポートで同じものを3人も5人も出すこともあり、文章を書くとは、村上春樹氏、書かないと考えられないといい、文章を書くのは、自分を取り巻くものとの距離を確認することであり、自分と友人、先生、親、政治家との距離を確認する。人との関係を書くのが文章で、考えながら書くのが大切、それを止めると流される、流されるのは早い(熱狂の中に巻き込まれる)。書いて考える、自分の意見を受け入れてくれる世界はなかなかない、文章の世界はいらっしゃいであり、本当の自分の思いを表現するのは大切なのです。一つのテーマだけで変わってくる、書くことで流されないのです。

 今週もたね蒔きジャーナルをお送りいたしました。来週でたね蒔き終了で、金曜版は来週で終わり、リスナーの思いを求めておられます。リスナーが構成作家で、最後の1週間に皆さんの思いを求めています。私もたね蒔きのある限りフォローします。