昨晩のたね蒔きジャーナル 3/16

いつものことなのですが、永岡さんの報告は「伝えたい」という気持ちが強くて、助詞が変だったり漢字の誤変換もありますが、これも「生の」報告と言うことで、「原文ママ」で貼り付けます。
毎日毎日ラジオを聞いて、内容を要約して報告してくれる永岡さんに敬意を表して、みなさんがそれぞれ添削して読んでいただければ、と思います。よろしくお願いします。(三上)

3/16(金)

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、福島事故と同じ規模の事故が福井で起きたら、大阪もエライことになると、滋賀県が公表しました。高浜原発で事故なら、大阪の能勢でもアウトの100ミリシーベルト、その他、大阪もヨウ素剤が要るエライことになり、大阪府は前提条件に付いて検討するものの、深刻です。

 安全委員会、大飯3,4号機のストレステスト、大きな問題なしと取りまとめて、野田氏の政治判断を経て再稼働で、関電の社長は理解を得る地元は福井県と大飯町としており、再稼働と安全協定はリンクしていないと言っています。地元の理解に京都や滋賀は関係ないと言っているのです。

しかし、事故が起きたら迷惑になるところに理解を求めていないのです。橋下氏、地元の同意は関西圏も含めろと言っており、政府は事故に対応できない、政府のストレステストが必要と言っています。近藤さん、関電の言うのは3・11以前のことだと言われました。政府は大飯を皮切りに再稼働をしたいものの、自然はコントロールできない、事故が起きたら取り返しがつかない=政治判断の話でないと言うことです。

 プレイバック川柳、今週近藤さんの選んだのは「どこみてる 誰のための卒業式(橋下氏の口元チェックを皮肉って)」でした。

 そして特集、水野晶子のどないなっとるねん、3月10〜12日に水野さん福島に行かれて、福島市二本松市郡山市で取材をされました。人のいない警戒区域の模様がテレビで良く出ましたが、水野さん逃げる必要はないと国が言っている、原発から60kmくらいの地域を歩かれて、普通の生活が続いているのです。

沿岸部ではなく、福島空港で水野さん緊張して、放射能測定器、大阪より1ケタ上(0.1マイクロシーベルト/時間)、人が増えると、バスの中で測定器が警告音を鳴らす(0.3マイクロで鳴るように設定)、地元の方、そんな計測器を持っていたらいつも鳴るので、アラームを切っているのです。アラームがないと意味がないのですが、そんな状況ではないのです。自分の被曝以上に、福島でアラーム音を聞かせないようにしたのです。

 郡山、地元のシンガーソングライターが歌い、笑っていようとして、赤ちゃんを抱いた若い母親もいて、のどかな光景、しかし、水野さんの測定器は鳴っているのです。この現実をどう受け止めていいのか分からないと言うことです。ホットスポットも人の多いところにあるのです。ホテルが福島駅の近く、0.7マイクロシーベルト、管理区域(一般立ち入り禁止)が0.6マイクロであり、地元の皆さんはそれを良く知っておられるのです。そんなところにずっと暮らす人が要るのです。二本松でも同じです。人々は普通に暮らしているのですが、管理区域では飲食はダメなのに、それを言えないのです。去年の夏は20マイクロであり、それに比べたら、と言うのが地元の方の認識です。3・11よりは良くなったものの、それ以前とは、とは言えなかったのです。

 子供たち、学校の先生と話して、「分断」であり、ある高校、放射能の正しい知識を言いたいが、やっと内部被曝を教えられたのが去年の11月なのです。事故直後、子供を守らないとという先生もいたものの、他の先生は引いて、放射能のことを言ってはいけない空気があったと言うのです。先生同士でも冷たくされる、保護者から怒られる(子供に心配かけるな)、しかし内心悩んでいたのです。この先生、事故当時地元の中部に逃げたものの、それを誰にも言っていないと言うのです。逃げたと言ったら、相手にしてもらえない、先生がバラバラなのです。「逃げる」という言葉に母親も気を使い、逃げたいと思っても、逃げる派、逃げない派に分かれて、本音が言えないのです。

 近藤さん、東京でも逃げると言うことに罪悪感があると言うことです。しかし、地域、親子の絆から逃げることになると、避難、疎開すら罪悪感を感じると水野さん言われました。みなさん被害者なのに、分断させられているのです。

 小学校でいじめがあり、津波で全てを失った子供が転校して、痛みを共有できず、転校した子はそれでいじめとおもって2日でまた転校した子供もいるのです。目に見えないから、みんな分かり合えないのです。

 近藤さん、福島の時間が止まっていると言われて、水野さん行き、高校の先生は、放射能があることを忘れてしまう、あれは夢だったと思うほどで、時間が経つと忘れる、忘却の機能があるのに、放射能には働かない、身を守らないといけない人に、時を忘れさせるものなのです。

 普通に暮らす地域にも、目を向けて行かないといけないと、水野さん締めくくられました。リスナーより、原発推進の政治家は現場を歩けという意見もありました。

 最後に、近藤さんの、幸せの雑学、大阪でガンのシンポジウムがあり、ガン検診、欧米では7〜8割検査を受けているが、日本は2〜3割、女性は大腸がん、男性は肺がんが死因トップ。イギリスのガン研究所では、40%生活習慣であり、遺伝子どうのではなく、喫煙、飲酒、野菜不足、運動不足を挙げると、40%は自分の意思で何とかなる、時分の責任で病気になると言うことで、半分は生活の在り様で変わると言われました。半分とは大きく、ガンに対抗するのは免疫力、それが急速にダウンするのは自律神経に関わり、耳鳴り、めまいがある。

鳥越俊太郎さんは耳鳴りで、歩いたらいいと近藤さん言ったら、鳥越さんガンになり、病気への抵抗力が落ちる。病院でも自律神経と言わない。近藤さんもがんになり、その後歩くことをすると耳鳴りが止まり、去年の夏検査してOK。歩くのは、異変に気付いたら、歩いて直すことが出来る、6か月朝晩歩いたら直ると言われました。

 今日は水野さんの報告と近藤さんのお話をお伝えいたしました。