昨晩のたね蒔きジャーナル 2/7

2/7(火)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も毎日放送アナウンサーの水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。

このところの野田内閣のごたごたで、時事川柳もにぎわっています(笑)。また、平野さんは、米軍が岩国と言うのは観測であり、アメリカは現実的な選択で、このままでは辺野古移設は無理としびれを切らし+財政難で、日本にはチャンス、普天間閉鎖にかじを取るべきで、日本政府は梯子を外されたとの指摘がありました。アメリカの発表は13日の予定が早くなり、日本の混乱で早めたとのことでした。

 原発のニュース、原発事故で圧力容器の圧力が高まった時に、ベントのためのフィルターを付けることが決定し、沸騰水型には付いているものの、フィルター付きはなく、放射能を取って外部に出し、出る放射能を1/1000に出来るとのことです。これで再稼働したいのです。

 放射能汚染の砕石が工事に使われていたこと、枝野氏、基準の見直しをして、問題の砕石は1000か所以上で使われ、100か所で放射能が出ており、この基準です。

 そして、小出先生のお話、2号機の温度上昇について心配している人が多く、50℃→70℃になり、ホウ酸を入れたのです。ホウ酸を入れるのは、核分裂の連鎖反応を抑える=再臨界の疑いあり、なのです。ホウ酸を入れて再臨界を防ごうとしても温度は下がらず=再臨界ではない(多分)、のです。見ることも、測定器もなく、小出先生もニュースを聞いて推理をしており、小出先生が間違っている可能性もあるとのことです。

 平野さん、電流の変化で温度を測ると誤差が20℃あると指摘され、100℃になるとアウト、冷温停止で安定にしたいが、圧力容器に水を張り炉心があっての話で、水を液体で冷やせる、圧力釜の底が抜けて炉心は下にあり、残った炉心が泥のようになりあちこちにへばりついて、圧力容器の温度を上げているのでは?であり、温度計は3つあり、ひとつの温度が上がり、その付近に泥となった炉心があると思われるのです。

 東電は注水量を増やすと言うものの、「直接には期待できない」、水を増やすと泥の位置が変わり、温度は部分的なところを測り、他のところは不明で、温度を参考に見ているだけなのです。

 誤差が20℃あるということで、もし90℃の可能性もあり、他で100℃を超えているところがあるかも知れない(これが困るが、どうしようもない、ロボットも入れない)のです。原子炉内の様子は何も分からないのです。内視鏡で、水の位置すら分からないのです。何年経っても見られない、それが原発事故であり、国の収束宣言は、外国から呆れられているのです。

 今日は、温度上昇の続きをお知らせいたしました。


たね蒔きジャーナル、続いて、米軍の訓練場で苦しめられている、東村高江の安次嶺現達さんのお話でした。明日、在日米軍の基本計画を政府が発表するのですが、沖縄で問題になっているのは辺野古だけでなく、高江(沖縄の北、ヤンバルの森、希少品種が多い、観光客も少ない)もそうであり、ここに米軍ヘリの騒音が響き、ジャングルでの戦闘訓練を行い、ヘリパッドを15か所もあるのに、また作るとしており、それに反対、座り込みをしている代表の安次嶺(あしみね)現達さんのお話です。

 安次嶺さん、騒音の模様は、朝早くから夜の11時まで続いており、住民の住んでいるところの近くを飛び、安次嶺さんの家から400mしか離れていないところにヘリパッドがあり、低空飛行で家が揺れて話も聞こえないほどの騒音を巻いているのです。

 学校など、子供さんの通学は、自分の家から基地の近くを通らないと学校に行けない(国道から20m)のです。国道からもヘリが飛ぶ(ヤンバルが練習場にされている)のです。ヤンバルの森が米軍の提供地になり、ベトナム戦争の際のジャングルの戦闘訓練をしたのです。高江の人をベトナム兵に見立てて、山の中に小屋を作り、練習。断ると、高江の人は山の木を切っていたので、山を自由にさせてもらえず、生活できないのです。

 安次嶺さん、10年前に引っ越してきたが、元からいる人は、生活できないのです。

 米軍の施設なのに、防衛局、新しいヘリパッドが作られると96年に知り、住民への説明なしに決められ、決まってから説明、質問に答えない代物で、防衛局の幹部による、形だけの説明であったのです。防衛局は、60〜70人で来て、反対の声が上げられない脅しであったのです。

 今ヘリパッドが15か所あり、これを半分にすると言うものの、ヤンバルの森を半分返す代わりに、高江の集落にそれを作るもので、高江を取り囲むように作られるのです。基地に囲まれているのです。

 こうなったのは、小さい集落で、家が点々とあり、これを攻撃の標的と米軍は見なしているのです。戦争状態と同じです。

 安次嶺さん、リスナーより、基地で不利益を被る人の話は聞くが、利益を得る人の話はマスコミでないが、どうかについて、他の場所では、私有地には、土地代が入り、高江では国有地であり、借地の権量は誰にも入らず、米軍から金は落ちないのです。

 沖縄の人が水を飲むダムに、手りゅう弾が1万発見つかり、ダムを米軍はゴミ捨て場にしているのです。この水は那覇にも行き、沖縄の人はヤンバルの水を使っている(60%)のです。調べたらこの始末で、もっと調べたら他のものが出る可能性もあるのです。枯葉剤も沖縄のヤンバルで実験したのです。枯葉剤の調査も始まっています。

 高江のことは関西の人は知らず、なぜ伝わらないかは、安次嶺さん5年座り込みしているものの、沖縄でもあまり知られていない、辺野古は良く出るが、高江は出ない。辺野古普天間も、高江もつながっており、ヘリは普天間から飛んでくるからで、ジャングル戦闘訓練をやっているのです。

 普天間がどこかに移っても、どこかから、高江にヘリが来るのです。ヤンバル、家島に基地があり、そこに行くのです。自分の国に帰ってほしいのです。

 リスナーより、名護市の市長稲峰さんがワシントンに行き、それも本土の人はあまり知らず、本土ではあまり報じられていない。稲嶺さん、普天間辺野古に持ってくるなと言いに行き、これは沖縄では大きく伝わっているものの、本土には伝わっていません。

 平野さん、高江の窮状を全国に知ってもらうべきと言われて、しかしなかなか知らない(平野さんすら知らない)のです。

 反対の署名も5万名を超えているものの、国会は話が自民党時代に持ち上がり、民主党に期待したのに、もっとひどくなっているのです。

 これ、多くの人が知って、どうするべきか全国で考えるべきなのです。これは未来の子供たちの問題でもあるのです。

 今日は高江の実情をお知らせいたしました。