昨晩のたね蒔きジャーナル 1/20

1/20(金)

 永岡です、毎日放送ラジオの「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんの案内で放送されました。

 原発のニュース、損害賠償に関して、東電のために家庭向き電気料金値上げを10%、3年として、停止中の柏崎・刈羽原発再稼働が前提となり、家庭の値上げも10%以上東電は上げたいのに、枝野氏は引き上げに難色を示し、また国に経営権を握られるのがいやな模様で、近藤さん、日本の電気料金、アメリカ、韓国の2倍で、外国から電気を輸入できないからと言われていたものの、総括原価方式があり、今回は計画書を出せと経産省が言い、つまり、値上げされたくなかったら原発を再稼働させろと言っているとの指摘がありました。安くしてほしいければ原発認めろとは暴論とのことです。

 福井の原発差し止めの訴訟で、関西エリアが最も危険と指摘する東大の先生の意見書を市民グループが提出です。全国ワースト級のものがあり、美浜は危険域との意見書を出し、関電は却下を求めています。

 そして、今日の、水野晶子のどないなっとるねん、にて、アジアプレスの石丸次郎さんを招き、金正日の死去から1カ月、北朝鮮情勢のお話がありました。石丸さん、スタジオでの出演です。

 死去報道は12月19日、死去は17日でしたが、石丸さん、終わりの始まりと言われて、ひとつは独裁政権は永遠に続かない、無理を重ねて3代目、経済ボロボロ、金正日はシステムであり、それがなくなり、混乱が始まると言うのです。

 終わりを感じさせる要素は今はなく、体制の移行期で、北の権力は慎重であり、葬式が28日、追悼期間は29日までであり、北の体制、メディアを見ていると、あっけらかんとしており、喪が明けている模様なのです。12月30日、シリアのアサド大統領から祝電(弔電ではない)、正恩氏が最高司令官になり、それへの祝電で、転換を急いでいる、国の指導者がなくなり、北から送ってくれと言うもので、国際社会に認知されていない正恩氏の好感度アップを図り、今年になり正恩氏の記録映画が公表され、中央通信は軍施設訪問の写真をたくさん報じ、喪に服すのではなく、北がイメージ戦略、正恩氏は親しみやすい、正日、日成そっくりとの演出で、正恩氏の経験なしを、父、祖父と同じ、北の体制は同じとのメッセージなのです。

 そういう当局はあるものの、中の人についてリスナーから、飢えで脱北しているのかについて、国境は厳重警備(葬式後は大変)で脱北は無理、脱北の情報なし、中の人と、中国の携帯電話で話しているものの、しらけている、新しい指導者を奉る学習会があり、これまでと同じと言っており、中の人は、少し国を開けてほしい、自由が欲しいというささやかな、そして強烈な変化の願望があるのです。

 近藤さん、経済が行き詰ると、そこからの手立てで、アメリカとどうするかとの指摘があり、アメリカと仲良くするのかどうかについては、石丸さん、今は非常時で、正日氏の家臣が正恩氏を盛り立てており、経済は大変で、システムがなくなり、いろいろ先延ばしであり、正日氏の葬式は盛大でない金を無理に使い、その副作用が春に出る、経済が困るとアメリカ、韓国、日本は見ており、当面は波風を立てずに、アメリカと衝突せず、支援も欲しい動きなのです。

 懸案は核であり、アメリカでも北を容赦できないのは核で、これを何とかしないと進展はないのです。

 今、イランにも関心があり、イランと北の関係で決定的な証拠はない、アメリカのリークで、北がイランのミサイルを開発していると言うものの、証拠なし+イラン反発+シリアが関係があり、イスラエル空爆で、イランと北の関係は微妙なのです。

 北に、よその国と関わる余力はないのです。

 4月に金日成氏の生誕100年で、これで正恩氏の体制を盛り立てようとしているものの、中の人は正恩氏に関心なし、父親と同じで、どうなってもいい、期待感なしなのです。

 正恩批判のビラがまかれたと報道があり、石丸さん確認できていないが、本当なら大きな事件なのです。相当意識の高い人でないと動けない、正恩氏の認知度が低く、嫌いとの判断も出来ないが、ともかく、変わってほしい、半世紀ロイヤルファミリー支配+鎖国を続けてきた、改革開放を北の子供でも知っているほどで、中国が改革開放で大成功したことは北の国民の常識で、毛沢東がなくなり改革開放になった、だから、金正日氏の死で、ということなのです。

 しかし、北の政府は父と同じとやっており、中の人はがっかりしているのです。

 今日は、北朝鮮のことをお伝えいたしました。