八戸より帰還

八戸の「はっち市」はほんとうに素晴らしいイベントでした。いろいろなクラフトマンの店が集まることがメインだったけど、生活を豊かにしてくれるモノたちや食べ物や芸能、パフォーマンス、情報などがたっぷり。
出来たばかりの八戸市のポータルミュージアム「HACCHI」での初めての大がかりなイベントだったらしいけど、地方ならではのセンスで企画されていて楽しかった。

映画「幸せの経済学」の上映があったことにも現れているけれど、ローカルの価値と意味をあらためて考える場でもあるので、いつも田舎の神楽を見てそこに日本の「今」を感じていた身にとっては、とても有意義な機会でした。

トークセッションでも話したのだけど、この手のイベントは「はっち祭り」というネーミングになりやすいところを「はっち市」としたところが素晴らしい。市も市場となって肥大化すればグローバルマーケットになってしまうけど、まずは人間のコミュニティーが交流をはじめた時の基本的なメディアであったわけだから、「市」の復権というのもローカリゼーションでは重要なテーマにになるでしょう。

このような催しがいろいろな地方都市で行われるようになるといいな。