昨晩のたね蒔きジャーナル 11/15

 永岡です、毎日放送たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。昨日大阪府知事選の候補6人をスタジオに招いて話を聞き、その要点をお届けします。


 原発のニュース、福島の放射能、民間の調査で西日本にも広がっていると分かりました。セシウム137の量、文科省の範囲に加えて、西日本、北日本にも及んでおり、全国で土壌のサンプル調査が必要なのです。しかし、これに3月中旬のデータはなく、一番下のデータなのです。平野さん、この数値が気になり、民間から出た(数値は国から)、国が出せるのに出していない、福島の1/10と言いつつ、爆発直後のデータがない(半減期の短いヨウ素がない)、中国、四国山地で数値が高く、汚染は深刻なのです。


 で、知事選の候補の要点、倉田氏、中村氏、岸田氏、梅田氏、松井氏、高橋氏の6人、マック赤坂氏は辞退です。


質問1、景気、雇用、経済について、具体策、リスナーより失業率の高い大阪をどうするかについて、

倉田氏、大阪は物づくりで、景気が悪い、府のノウハウにも限界があり、現場で頑張っている人、首長が入り、成長戦略のビジョンを示し産業の振興をする、

中村氏、産業界、学界の叡智を結集してどうかさ上げするか協議し、製造業が苦しむ、誘致が難しい、商業でいい方策を推進する、

岸田氏、民間が寄付していたのに、今は行政に頼っている、自由なアイデアで商業をやり、ニュータウン、大プロジェクトが昔あり、今難しいが、大プロジェクトで活性化する、

梅田氏、中小企業の町で、仕事を行政が作り、住宅リフォーム助成、保育所を作る、内需を作る、正社員で働けるようにする(非正規が45%、全国ワースト)、行政が雇用を作る、

松井氏、大阪都構想で、橋下知事と作った戦略、大阪市大阪府の方向を一致させて、広域行政一元化、成長戦略のための都構想なのです、

高橋氏、知的財産を増やし、法人税を減らし、中小企業を支援、雇用を確実にするための融資をする、


質問2 カジノ構想について、

高橋氏、ギャンブル性が高く、自殺率も上がる、反対

松井氏、賛成、エンタティメント構想で、範囲を考えないといけない、アジアには大きなカジノがあり、生き残る規模を考えないといけない、

梅田氏、反対、日本にギャンブル中毒者が200万人いて、カジノを成長戦略とするのが本末転倒、外国のカジノは人口密集地から離れている、

岸田氏、韓国、ニュージーランドでカジノをやり、財政の基本改善にならない、どちらかというと反対、

中村氏、外国人観光客に限るなら賛成、

倉田氏、カジノは国で認めていない、日本で2か所やる案はあり、1つは沖縄、もう一つは未定、カジノ議員会があり、PTA、観光産業の代表が検討しており、要検討、法律が出来ていない


 質問3 大阪経済復活のため、関空と伊丹について

倉田氏、関空と伊丹統合で、両空港をいかに活用するか、24時間の関空を深夜貨物に活用、伊丹は利益がありそれを活用、関空の1.3兆の負債が問題で、国に補てんしてもらう、

中村氏、関空の新設は伊丹が危険ということで出来た、将来的には伊丹廃止、関空一本化、伊丹は便利であり、どうすべきか産業界と話すべき、

岸田氏、関空を作るのは伊丹廃止であり、実際併用して、国際空港は国の財政でやるべきで、2つは併用せざるを得ない、

梅田氏、関空が出来たが、アジアのハブになると言われていたのに、大阪経済は停滞しており、関空への期待は間違っている、一期、二基に金をかけて、伊丹は需要が多く、両用する、

松井氏、伊丹廃止決議をやった、国を動かした、関空はアジアの玄関、関空に一本化し、高速リニアで対抗する

高橋氏、すみわけが大事、関空は国際、インドと中国を支え、関空の負債は大阪府で返す、国に頼るのは古い、収益、利便性がある、


 質問4 自治体のあり方、職員基本条例案について、評価、処分に関するもの

高橋氏、教育の自由を侵害し、職員も襟を正すべきであるが、これは良くない、反対、

松井氏、地方公務員法に照らして条例化、公務員の身分を職業へ、民間と同じく職業の意識を持ってもらう、ダメな人には税金を与えない、

梅田氏、反対、憲法で公務員は全体の奉仕者、職員処分条例、行政は短期で成果を挙げられない、不安定な行政になり、反対

岸田氏、府庁に35年いて、組織、人事管理に問題があり、6兆円の負債があり、中身は問題にしても、改善は必要、趣旨は賛成、

中村氏、多くの条文があり、賛成できるところと反対があり、価値基準は民間企業と違う、職員の評価をはっきりさせないと難しい、以前裁判になり、懲戒処分無効の判決であった、

倉田氏、反対、地方公務員法の運用で事足りる、池田市も出来たし、努力するものを評価するか、人事評価制度を活用したらいい、運用を改めたらいい、


 質問5 咲洲庁舎について

倉田氏、買ったのは問題ないが、全体移転の際に震災で、防災の拠点にはならない、二重拠点はコストがかかり、大手前一本化にする、

中村氏、大阪市が持て余したもの、マネジメント無視で作ったものを市役所が入り、それを大阪府が買った、解決策なし

岸田氏、庁舎は御堂筋から東がいい、咲洲は海、倉庫しかない、なぜ買ったか不明、議会は大手前、不便であり、戻せるなら大阪市に買い戻してほしい、

梅田氏、WTCは購入価格100億円、耐震に130億円、防災にはならず、無駄遣いは許されない、撤退で、WTCはベイエリアの一環、計画を考え直すべき、環境企業を誘致する、

松井氏、咲洲は民間の耐震基準を満たしているのに、長周期振動でやられた、中央防災会議の結果を待ち、使いたい、公務員だけが絶対安全と言うのはおかしいが、国が使用停止なら考えないといけない、

高橋氏、残念だが断念、府も市も大阪のもの、借金は我々が負担しないといけない、大手前に立派なものを建てたい、0m地帯に建てるのは良くない、


押さえておきたいこと、倉田氏、大阪の成長戦略、震災を教訓に、本社機能を東京に集中させているところに、大阪の良さを訴える、関空を観光客を招くのに使う、大阪は成長するビジョンを示せる。
梅田氏、大阪府6兆円、大阪市5兆円の借金、太田知事が合併を言いだし、財政の隠ぺいに使いだした、民間でも倒産しかけたら合併する。
倉田氏、大阪都で解決しない、権限と財政を集中して大開発に使うとしている、問題がある。
松井氏、地域主権で、市町村、住民の顔の見える距離で、梅田氏が基礎自治体が5万でいいと言って大阪都に反対している、倉田氏も同じで理解できない。


基礎自治体の数、梅田氏、5〜10万、大阪市は260万あり、それで基礎自治体にならないのではない、住民の声の届くシステムは可能である。大阪市をバラバラにしなくしてよい、
倉田氏、10〜20万がいいが、東京都も基礎自治体大阪都はそれを目指しているのか、大阪市民が判断すべきである。
松井氏、杉並など、区長を選挙で選んでいる、東京都は公共事業をやっている、市長の選ぶ区長ではダメ。
高橋氏、二重行政の解消は話し合わないとダメ、橋下氏と平松氏が喧嘩したらダメ、アメリカに何百兆貸しており、それを戻したら東北も復興できる、
中村氏、政令指定都市の分割は不要、これだけ喧嘩しているのは大阪だけ。
岸田氏、財政再建は府単独でいける。


 今日のお話は以上でした。ラジオで政策を聞くのも面白いものです。明日(原発、教育)もお伝えする予定です。