昨晩のたね蒔きジャーナル 10/24

昨晩の「千葉地人協会」の神楽講座シリーズ第一回は無事に終了。みなさん集中して見て、聞いてくれて手応えを感じました。
引きつづき、月一ペースで進めていくので、次回からでもぜひご参加を。
http://www.animismonline.com/2011/10/post_350.html

そしてまた今週も「たね蒔きジャーナル」の永岡さんによる要約を以下に貼り付けます。

10/24(月)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は千葉猛さんの司会(水野さんは遅い夏休み)、毎日新聞ほっと兵庫の平野幸夫さんの案内で放送されました。今日は小出先生のお話はお休みで、大阪府知事選に出馬を断った弁護士の郷原信郎さんのお話がありました。


 原発のニュース、枝野大臣、東電の西澤社長に、徹底的にリストラしないと賠償金を出さない、被害者にちゃんと賠償していないと言い、平野さん、枝野氏、事故当時の東電に甘い姿勢と一転して、国民の声を代弁しているが、東電は年金の削減などをまだやっておらず、これだけ守るという姿勢だと理解されないし、除染費用が当初の何倍もかかる、東電の賠償能力を超え、債務超過になり、東電は存亡の危機を感じて身を削れ、値上げなどとんでもないと語りました。


 そして、郷原さんのお話ですが、その前に千葉さん、JR天満の駅前(天神橋筋4丁目)で大阪府民にインタビューし、知事選に関心のある人が多く、橋下氏への関心どまりで、選挙には至らない模様なのです。府知事候補が誰かも知らない、府知事選と市長選を混同している模様でした。大阪都構想、実現したらどう変わるかは皆さん分かっていない模様でした。大阪に変わってほしいと思うものの、実際には迷っているのです。平野さん、橋下氏、秋には具体論を詰めると言っていたのに、詰まっていないのです。


 その郷原さんのお話、民主党から出馬を要請されつつ、断りました。なぜ、断念したかは、民主党から要請があり、大阪にとって重要な時期で、ぎりぎりまで検討していたが、九電のやらせメール問題、郷原さんの思っていたのと違う展開になり、枝野氏の発言もあり九電も責任を取ると思っていたが、会長が社長続投させて、報告書も修正せず、危機的な状況であり、九電が大変な状況になり、大阪府知事に出るのは不可能となり、会見したわけです。府民より、期待した声もあり申し訳ないのですが、郷原さんの仕事は九電と言うことなのです。


 今の大阪府の状況、大阪都構想は、短期間で維新の会のことを勉強し、橋下氏、意欲的な改革者で評価している、具体的な維新の会の政策、大阪都構想には賛成しかねる、実現したら、大阪市堺市はなくなり、その意味を大阪、堺の人が認識しているのか、大阪都がまとまると言うものの、大阪市の伝統があり、それを大事にしてきた、二重行政の無駄排除と言うものの、一気に変えて、後悔することはないのかと言うことです。単に、行政区画が変わるだけでなく、文化が変わるのです。大阪市と言う一つのまとまりがなくなると影響が大きく、地域の機能がいままでどうやって作られたのか、維新の会、橋下氏の人気に乗って変えるのがいいのかと言うことです。


 政令指定都市は全国にある、地方自治法で、大阪都と言うことが法律的にできるのか、平野さんより質問があり、東京都があり、それに匹敵する大阪は、東京は東京なりの歴史がある、大阪がそれと同じになるのがいいのか、と言うことなのです。大阪のこれからの形をどうするかなのです。


 教育基本条例、郷原さんは反対で、橋下氏は根本的に考え直してほしい、郷原さん20年前公取委に関わり、競争、独禁法に関わり、競争には限界があり、解決できない問題がある、競争させれば無駄がなくなる、既得権益が排除できると言うわけではなく、競争で解決できないものが教育で、人の心が重要であり、競争原理で解決できない、競争により現場の意欲を高めるのは刺激にはなっても、底辺で大変な状況の子供を引き上げる教師の努力を評価しないもので、危険なもの、大阪都構想以上に危険、違和感がある、考え直してほしいと言うことです。また、世界標準と言う言葉、ビジネスモデルの功利主義と言うことを平野さんが指摘すると、グローバリズムの中で、国の経済を支える人材のため、教育を上げないといけないと言うものの、国際競争に打ち勝つと言うことだけで考えていいのか、全体のレベルを上げないといけなくても、客観的な教育の成果は上げられないのです。


 リスナーより、橋下知事、夜間中学が減らされているとの指摘があり、府知事選に関して、郷原さん、今の大阪の実情、候補により乱れている、大阪府民、市民の求めていることと一致しているのか、ブームに流されて目立つモノを選んでいないのか、これから先何年も続く府政に関して、じっくり考えてほしいと言うことでした。


 郷原さん、今後は大阪のことに、民放のレギュラーにも出ている、これからも大阪に関わっていきたいとのことでした。大阪の人に意見を聞いてほしいとのことでした。


 今日は、郷原さんのお話をお伝えいたしました。