昨晩のたね蒔きジャーナル 9/23

9/23(金)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞専門編集委員近藤勝重さんのお話で放送されました。


 今回は、被災された方の読んだ川柳を水野さんが朗読されます。


 野田総理原発を、安全性を高めて推進、輸出すると、国連での演説を行い、福島事故の収束、情報をオープンし、来年中に最終報告をすると言っています。他国の首脳も原発維持を明言しています。どこの首脳も原発を安全にすると言っています。国連の前で、原発反対デモも行われ、福島の人も参加されています。野田総理原発を止めてと言っています。


近藤さん、アメリカ、国連機関のIAEA原発推進であり、アイゼンハワーの演説により核の平和利用と言う団体で、2030年に新たに90基稼働、野田政権はそれに乗っているだけであり、野田氏は自民党の真ん中より右との指摘がありました。フランスでも原子力事故があり、脱原発を野田氏はアピールする機会であったのに、民主党原発に依存しない社会と言うのがせいぜい、どうにでも取れる言葉を使っているとの批判がありました。福島の子供を守れず世界に安全とは野田総理は卑怯と、福島の方が言われたのです。


パレスチナの国連加盟、129か国必要な中、126カ国までOKであり、これでアメリカが拒否したら、アメリカが打撃を受けるとの近藤さんの指摘がありました。対立により、アラブの春どころか、アラブの冬が来かねないのです。


 で、被災地のお話、水野さん6月に被災地に行かれて、南三陸は懐かしく、アザラシが迷い込んだ時に取材し、アザラシは3日で海に帰っていき、アザラシにすがる町があり、人情のある町であったのです。その入り江の美しさに感激しました。それから9年、変わり果て、がれきの下に行方不明の方がいるため重機を入れられない、町役場はどこにあったのか、見つけられない、人の姿は自衛隊と警察のみなのです、行方不明者を探しているだけなのです。


 被災者の方のお話で、津波で町が消えたと言われても理解できないのです。5階建ての病院、4階の天井まで津波が襲ったのです。見つかっていない人がたくさんいるのです。


 避難所で、地域の区長さんに勧められて川柳を作り始めたのです。「大津波みんな流して バカヤロウ」、仮設は申し込んでも当たらず、気持ちが萎れていくのです。


 南三陸、ぐちゃぐちゃの泥だらけであり、新しい靴を下すのは、新しい場所が決まってからと思っています。「新しい靴に瓦礫は 似合わない」


 この方、やっと仮設に入れた、ただ、ずっと当たらなかった、南三陸の仮設には入れず、最後の仮設もだめで、車で南三陸から1時間の山の中の仮設に入り、そこで、新しい靴を下されたのです。


 南三陸津波の後の映像だけみんな見ていて、みんなが生き生きと暮らしていたころの映像をみんな知らない、故郷を取り戻したいのです。時間とともに人が行き営みしているのです。


 光っていた海を愛していた人々を伝えないと、と水野さん言われました。また、合併で、役所が減り、そうせざるを得なかった弱いところが被害を受けているのです。

 
 今日は被災地の模様をお伝えいたしました。来週は、また小出先生のお話他を伝えられると思います。