昨晩のたね蒔きジャーナル 9/20

9/20(火)
 
 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。私がこの番組の書き起こしを始めたのが3月21日で、今日でこの番組の追跡を開始してちょうど半年、皆様の応援に感謝いたします。台風関係、上田アナウンサーが神戸からの報告を行い、平野さん、六甲山系は水害との闘いとのコメントがありました(1938年阪神大水害、1967年また大洪水で私も被害)。また、和歌山からの報告もありました。


 原発関係のニュース、野田総理、福島事故の収束に全力でやると、国連で演説するのです。平野さん、普天間移設、沖縄県知事がワシントンに行き、アメリカも難しいと言っているのですが、既定路線を踏襲すると言うのに、今はオバマ氏も大変である、沖縄にゆっくり話しするチャンスである、またTPP、農水省も下ごしらえしており、合意なしの推進への平野さんの批判がありました。日本の農家は零細、65歳以上が大半、競争できないのです。


 福島事故で、緊急時避難区域、今月中に指定解除であり、官房長官、それを明らかにしています。


 そして、小出先生のお話、避難準備区域解除の見通し、住むことは認めるが子供、妊婦はダメ、いざとなったら逃げろと言うことですが、事故の収束かと思うのですが、官房長官、解除の要件が整った、復旧計画を市町村が国にだし、その内容は小出先生もご存じない、除染の計画であり、住民を戻す時期の計画提出なのですが、除染計画、科学的に見て、日本の一般の人は1ミリシーベルト/年以上は法律で禁止、避難区域は20ミリ以上は入れない、準備区域は20ミリには達しないが、1ミリははるかに超える、法律を作った国が、法律を破っているのです。


 解除により、子供、妊婦、入院患者も住めるようになると政府はいい、被曝を我慢しろと言っているのです。科学的には、1〜20ミリは、小出先生のような特殊な人間への基準であり、子供も含めて放射線従事者になれと言うに等しい、子供にも大人にも危険がある、子供の危険は何倍もある、少なくとも、子供、妊婦には帰ってほしくないのです。胎児にも影響が大きいのです。


 政府は除染とセットにしていますが、平野さん、南相馬を歩き、干し草を干せないと言われて、土の上5cmを取っても大変、除染はできないのです。除染できないところに戻るのは、やってほしくない、子供が遊ぶところは除染してほしい、膨大なはぎ取った土は知恵を絞り片づけてほしいのです。


 子供に野山に入ってほしくないというのは、子供でなくなるのです。


 リスナーより、脱原発は本当にできるのか、上手に原発と付き合っていくべきという意見があり、しかし「どういうのが上手か分からない」のです。安全な原発があると思うなら不思議である、安全と言われてきた原発がこんなに壊れているのです。現実の社会で脱原発は不可能というのですが、「政治家、経済界の人がかしこくなればいいのです」、電力供給に原発は要らない、政府、財界も知っている、今原発をすべて止めても、電気に関しては落ちない、発電所周辺の補助金で生きてきた人、雇用には影響があるが、それ以外は困らないのです。


 野田総理脱原発は不毛と言い、1回事故を起こしたら日本がつぶれるのに、まだ原発は必要なのか、他の方法もあるのです。


 なぜ、政治家の口からそういうことが出てこないのか、小出先生、政治家は言うことを聴いてくれたのに、何一つ実現していないのです。タンカーも実現していないのです。


 水野さん、何か科学的な根拠があり避難区域解除と思っていたのに、そうではないと感想を語り、平野さん、無責任と言われました。将来の補償もあり、元の住居に戻ると保証しなくていいということなのです。今日のお話は以上です、これを、お伝えいたしました。