昨晩のたね蒔きジャーナル 7/18

今日も永岡さんがまとめてくださいました。

7/18(月)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。なでしこジャパンの快挙に比して、菅内閣のお粗末さを平野さん批判していました。


 原発事故関係のニュース、セシウムを含むわらを与えられた牛、411頭出荷(134から増加)、132頭は兵庫県に出荷で、東京都199頭などです。69万ベクレル/kgのわらも出ています(乾燥前だと150万!規制値の522倍!)。政府は福島県に牛の出荷停止を措置します。新潟からもセシウムを含む牛が発見され、合計578頭の牛からセシウム発見です。また、浅川町の牛、奈良に出荷され、消費されていました。


 東電は台風に備えて3号機のタービン建屋の穴をふさいでいます。大きいものは14mの楕円状の穴が開いており、これに鉄板で措置、12ミリシーベルト被爆がありました。1、3、4号機の原子炉建屋に水が入るのを防ぐのは無理です(泣)。循環注水は7割しか達成されていない、漏れている、地下ダムを東電、作る模様です。30mくらい地下を掘ることを検討です。平野さん、早く手立てを講じなかったかと批判です。


 小出先生のお話、牛肉、放射性セシウムのわらを食べた牛が各地に流通し、兵庫県に出荷されていますが、対処法は、小出先生は流通そのものには反対していない、福島で生産されたものは流通させるべきだが、知らないまま流通し、子供が食べたら問題であり、「どれだけ汚染されたものがどこにあるか知らせつつ流通して欲しい」とのことです。しかし、店が、うちの店はセシウム汚染ありと表示したら、消費者は買わないと思われますが、3月11日を境に世界は変わった、今後の日本のため、1次産業を支え、子供に汚染物を食べさせたくない、原子力を許してきた大人が責任を取るべきで、「日本政府と東電に表示させないといけない」のです。


 汚染食品を大人が食べてももちろん大丈夫ではない、大人でも、安全な被曝はないが、世界が変わった以上、引き受けないといけないのです。健康に被害の出ないレベルの汚染とは、長期的なデータはあり、1ミリシーベルトで、1万人に4人はがんで死ぬ、しかし、50歳を過ぎたら少なくなる、このレベルの危険は引き受けるべきというのが、日本を少しでもマシにするため、してほしいと言うことです。


 しかし、子供に安全な牛肉を食べさせたいとしても、選択が出来ないので、これを知らせる責任が政府と東電にあります。


 福島だけでなく、汚染は連続的にあり、500ベクレル/kgを超えているものは連続的にあり、この基準を超えたらアウトという基準はない、ホットスポットにあれば汚れている、汚染されているのは福島の牛だけではないのです。


 屋外で放置した食品、大根などもどうかと平野さんの質問で、政府はなるべく安全と宣伝したくて検査していない、しかし、どこでも汚れてしまっている、どれだけ汚れているか、国民に示すべきなのです。


 牛はえさで除染できると言うこと、プルシャンブルーもあるが、これで防げるのはわずかであり、汚染されたわらを食べさせないことしかない、酪農と言う中で、わらを全部捨てられないし、放射能は残るのです。


 爆発した時に放射能が出ていますが、今後はセシウムの出る牛肉はどうかとの質問に、3月に汚染がありわらが汚れた、しかし、大地も汚れており、大地で育つ野菜、それを食べる家畜が汚れてしまい、これから100年と言う単位では、セシウムから開放されないのです。これから、セシウムに汚れたものを食べるしかないのです。日本政府は基準を作ろうとしているが、それで安全ではない、子供に安全なものを食べさせたいと言うのが小出先生の考えで、基準値を子供のためにつくることも出来ない、「映画で18禁があるように、子供に回る食品を仕分けしないといけない」のです。


 どうやら、放射能汚染は、われわれが生きている限り、逃れようがないことがわかりました。以上、お伝えいたしました。