昨晩のたね蒔きジャーナル 7/4

今日も永岡さんがまとめてくださいました。
7/4(月)

 永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの解説で放送されました。


 原発関係のニュース、おとといからの循環冷却、1号機の注水量が減るトラブルがありました。警報が鳴り、配管にごみが詰まった可能性もあります。


 定期検査で停止の玄海原発、岸本町長は運転再開に同意しました。ヒューマンエラーが出ないようにと町長は要請しています。福島事故後、再開に同意はこれが初めてです。古川知事も淡々と受け止めています。県議会と菅総理の意向を受けています。


 格納容器の蒸気を逃がすベント、敦賀原発1号機に設置されていないことが分かりました。福島と同じ沸騰水型で、危険性1%でベントをつけていなかったのです。


 で、小出先生のお話、玄海原発の再稼動、国が安全だと言い、国が責任を持つというのですが、「それなら、福島には安全性は保障していなかったのか」、福島は地震の確立ゼロで、安全と言っていた、地元の人も信じていたのに事故になった、原発は事故になったらとんでもないのに、国が安全だからと、知事がそんなことをいえるのがわからないと言うことです。


玄海原発は老朽化しており、敦賀の1号機、美浜の1号機も41年、老朽化では玄海のみではない、しかし、老朽化すると、玄海では圧力容器の壊れる可能性があり、圧力容器は金属であり、加工、曲げるのが可能でガラスと違う、しかし、鉄も中性子を浴びると脆くなり、一番初めの鉄は常温(20〜30℃)では脆くないが、中性子を浴びて、ガラスのように脆くなり、温度はマイナス何十度に冷やさないと大丈夫ですが、中性子を浴びると、鉄もガラスのようになり、玄海のものは、90℃程度でガラスのようになり、通常の200℃では大丈夫だが、90℃に冷やすと「割れるように壊れる危険性がある」のです。そうなれば手の打ちようがない(容器なし=メルトダウン、大気中、地下に出て行く)、環境に放射能が出るのです。


 同型の原子炉、関西は加圧水型で、万一に怖いのです。加圧水型は温度、圧力も高く、より厳しいのです。


 どのタイプ、何年たてば危ないかは、電力会社も分かっていないのです。原子力は1954年に商業用原子炉がソ連で始まり、まだ新しい、何年持つか、40年と思いつつ、40年持つかは、原子炉に試験片を入れて、鉄がガラスになるか見ているものの、それでも不明で、敦賀でまだ動いている、安全性を食いつぶしてやっているので、こういう原子炉は止めるべきなのです。


 ドイツでは止める動きもあります。ただ、わからない領域もあり、しかし、危険性は上がっているのです。コストの面からも怖いものを使っているのです。


 鉄がガラスのように壊れることは私も聞いたことがありましたが、ここまで具体的な話は初めてでした、明日もお伝えいたします。