「お神楽ナイト」@ポレポレ坐

今年二回目の東中野・ポレポレ坐でのビデオジョッキーです。
なかなか気分が晴れない毎日ですが、不本意ながらポスト3.11の状況は受け入れていかないと生きていけません。

大震災と津波で「神が人を殺した」と言った人がいましたが、自然は時々人の命を奪います。だから人は神というコンセプトを考え出しコンタクトをとり、それを信じることによって実際に神が誕生し、まれに祈りが通じ「奇跡」も起こります。

この列島に住んできた人たちは風土との折り合いをつけ、覚悟を決め、「祭り」によってそれを再確認し、その上で歌舞音曲、飲酒飲食で「ハレ」の日を迎えたのです。
神楽とはそういうものです。

今回は、芸能史でも古くからあると言うことで重要であり、神楽だけでなくいろいろな芸能に多様な姿で多数存在する「獅子舞」を紹介します。

三上敏視のお神楽ナイトvol.8
「獅子舞の深さ愉しさ面白さ
〜神楽の中の獅子舞を中心に日本人が大好きな獅子舞を考える〜」

■日時:2011年5月19日(木)18:30open / 19:30start
■料金:2,000円(+要ワンオーダー)
■予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)Email : event@polepoletimes.jp

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中国やインドにルーツがあると考えられている獅子舞は、
奈良時代に伎楽の一部として入ってきたことがわかっている芸能で、
正倉院にも獅子頭が残されていて、日本で最も古く、
その数も多い芸能と言われている。
聖獣、霊獣としてそのチカラが信仰にも取り入れられて、
神楽の一つの分野として「獅子神楽」があり、獅子頭に神を宿して、
姿の見えない神仏が仮の姿を現したとして権現さまと呼ばれたり、
また他の神楽の中の演目にも多く見ることが出来る。
そして神楽以外の祭礼でも獅子舞は人気演目となっていて、
様々なスタイルで存在している。
今回の「お神楽ナイト」では、この獅子舞の演目をいろいろな神楽での
映像を中心に見てもらい、その意味を考えていきたいと思います。(三上敏視)