昨晩の小出さんのお話 4/7

日課になってしまいましたが、送られてきたメールを貼り付けます。
その後に起きた、さっきの地震の影響がなければいいのですが。

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今日も永岡さんがまとめてくださいました。

4/7(木)
 
 永岡です、毎日放送ラジオたね蒔きジャーナル、今日は毎日放送千葉猛さんの司会で、論説委員の池田論説委員の展開で番組がありました。


 まずニュース、水素爆発を防ぐため、1号機に窒素を入れて、圧力が上がっており、順調とのこと(東電の言い分)。6000?の窒素を入れるそうです。格納容器の放射性物質は外部に漏れるため、敷地周辺の放射線量を測り、また、汚染度の「比較的」低い水を放出するのです(5,6号機)。ジレンマだと、池田さんより指摘がありました。

 海は、放射性物質の沖合15kmから放射性物質が検出され、濃度限度の11倍のヨウ素が出たと言うことです。セシウム134も3.2倍出ています。

 半径20〜30kmを避難指示へ切り替えると枝野長官が検討していると言うことです。根拠の基準は、短い時間に大量の放射能が出ることを想定しており、今後は、累積数値で考えるとのことです。1ヶ月、1年と考えると言うことで、避難指示の20km以内の一時帰宅は実施困難と枝野氏は言っています。防護服、線量計が必要で、少人数しか出来ないということです。住民は着の身着のまま出ているため、帰りたいのです。類型の計算は遅いと池田さんより指摘がありました。アメリカ、韓国は80km圏内非難させているのに、日本はなぜ20kmなのか、政府は説明していないとの指摘です。

 20km圏内の行方不明者の捜索が難航しており、南相馬氏に機動隊が入り(防護服着用)捜索しています。IAEAより日本の原発の問題が取り上げられ、会場に200人以上詰め掛ける異例のことだそうです。放射性水の放水に懸念が示されています。


 そして小出先生のお話で、リスナーのメールで、再臨界のこと、クロル38について、アメリカの学者の情報とあり、東電のサイトにはないが、保安院のサイトに東電データがあり、クロル38があったということです。スタッフが確認し、3月26日のニュースでタービン建屋にクロル38があったのです。クロル38の間違いとの情報はなく、クロル38はガンマー線を強く出すので、間違いとは思われない、再臨界とのことです。

 圧力容器のクロル38はまだ発表されていません。東電が持っていない、事故で破壊されたかであり、公表されていないとのことです。


 1号機への窒素注入が上手く言っている模様ですが、爆発の危険は簡単にはなくならない、窒素を入れるのは、NRCが格納容器に水素があると指摘したのか、あるいは東電が格納容器の水素濃度を見てやったのかは不明であり、後者なら、窒素と酸素があり、爆発の危険性はある(また窒素と酸素が出ていたちごっこ)、水素+窒素で格納容器が破壊され、格納容器の中の放射能が出る危険性もあるということです。圧力を抜くために、外へ出さないといけないとのことです。


 1号機の毎時160シーベルト放射線は、人は8シーベルト浴びたら死ぬので即死のものです。つまり、高濃度の放射性物質が漏れる可能性(窒素を入れて)があるとのことです。


 爆発を防げても、核燃料が融けて、鋼鉄の容器を融かす可能性があり、2,3号機は圧力容器が破損している、1号機はまだ無事かも知れないが、小さな漏れはあるとのことです。どれも、何割かは壊れているのです。


 保安院より1号機が最も危険と言っているのですが、どれも危険、電源が復帰してもポンプが動かない、基本的にどれも炉心が破壊されて滑り落ちているとのことです。

 今の段階は、完全に安全なところのどのレベルかと聞かれても、分からないということです。

 放射性物質の拡散、最悪のシナリオは海外から聞かれるが、日本の方はやっておらず、そのため不安が高まるので、安全委員会は時代遅れ、役割が果たせないと言うことです。内閣府参与でやったとか、てんでバラバラ、日本でどこが指揮を取っているか分からないのです。情報と判断材料を示さないといけないのに、安全委員会は機能していません。


 政府が、避難指示、半径20km立ち入り禁止と言っているのですが、当然厳しく順番にしないといけない、当初は「万一」のために10km、そして「万一」のために20km、その後「万一」のために30kmと、次々「万一」と追い詰められている、想定が話にならないほど甘い、根拠がないのです。

 拡散を予測するスピーディーがあるのに、隠していると言うことです。動かないと意味がないし、20年研究しているのに、データが隠されており、ヨーロッパが自分でやっている、情けない話とのことです。

 段階的に退避の指示をして、20km一時帰宅は、やるべきである、みんな生活をした場所があるのに避難させられて、そこは自分の住まいではない、生きてきたところに戻りたいのは当然だが、放射能汚染地帯であり、あまり長い時間を過ごさず、放射能を付けないようにしないといけないとのことです。


 海の汚染は、原発から15kmで汚染があり、大変な沖なのに汚染されている、汚染水が出る限り汚染されて、汚染は広がり続けると言う人です。ヨウ素半減期は8日だから減るはずなのに、もし再臨界なら、次々ヨウ素が出てしまい、ヨウ素汚染が長引く=海洋汚染の危険性がなくならない(推測の上)と言うことでした。

 池田さんは、事故対応は長期化するので、情報の透明化、放射能の監視、長期化に備えて、何ヶ月、何年経てばどうするかを工程表を出さないといけないとのことでした。政府は情報を隠す、小出しなら信頼されないと言うことでした。正確なデータを出せとのことです。


 小出先生のお話は、原発事故のことで、メディアで取り上げられる情報では最も信頼できるものです。明日以降もお伝えいたします。