浅草雑芸団「ぬけさくを求めて」

ゆうべの浅草木馬亭はおかげさまで満席、立ち見も出ました。なんとアンコールまで。
金子ざんの演目は「一人文楽」「お絵解き」「一人京劇」「ごぜ唄」「インドのガイド川崎さん」「先生四態」「山の音楽家」にアンコールの線香花火」。

浅草雑芸団はオープニングの「願人踊り」から、衣装そのままで「願人踊り」を交えながら「ラジオ体操(浪曲子守歌で)」「飴屋踊り」「民謡」「八木節手品」「僧侶によるクラシックギター演奏」「蛙→土人キングコング」などを合間に演じ、最後も願人踊り。
金子ざんの芸をメインに浅草雑芸団のネタでつなぐというパッケージは成立したと思います。上島さんのプロデュース能力をあらためて確認。

「願人踊り」は初めてじっくり見たけれど、いろいろな芸能の影響を秋田の人たちが受けて出来上がった、かなりユニークな芸能のようだ。おバカなところがいい。安心する。

打ち上げでアンケートを読んでいたら、70才とか、66才とか60代以上の人が10人以上書いてくれてた。新鮮でした。高校生も来てたから年齢層の広い公演でしたね。
また楽屋がシブかったなあ。鏡に「贈 二葉百合子」って書いてあったり。

あと、正月の「春駒」の時にも書いたけど、本来は「金のための」芸能を、なくなりそうな芸や珍しい芸を知ってもらおうと、収益度外視で自主公演する浅草雑芸団はエラい。