NHK-FM

micabox2007-03-23

3月29日10:00から放送のNHK-FM特番、日本音めぐり「心のリズム、日本の太鼓」の収録を21日にした。
太鼓の特集なのだが、僕はその中で神楽をいくつか紹介しながら太鼓のことを話すという役目で、聞き手、パーソナリティーは俳優の山本太郎氏である。
収録には歌舞伎囃子の田中傳次郎氏率いる若手のお囃子グループも来てスタジオで生演奏。間近で聞けて面白かった。大太鼓の叩き方が神楽と同じだということがわかって収穫にもなったし。
やはり、というか仕方がないというか創作太鼓である「和太鼓」も取り上げられていて、それだったら伝統的な「太鼓」と「和太鼓」の違いをはっきりさせたかったが、そこまではつっこめなくて残念。
でも自分の発言としては最後に「太鼓の響きの美しさ、楽器としてのナイーブさ」を強調したので、そこが使われるとありがたい。音を聞けばわかってもらえるとも思うし。
でも、「和太鼓」が流行らなかったら「太鼓作り」の伝統は今頃危なかっただろうなとこの番組に関わって再認識した。じゃなかったら神社で新調するくらいしか需要がないものだからね、もともと。
それでも必要以上に大きい「和太鼓」用太鼓のために大木が切られるのは心痛むのだが。