神楽・祭りの場に着いたぞ! ワクワクシリーズ 「遠山霜月祭 中郷正八幡宮のお宮は遠山で一番新しいかな?」

「ねむい、さむい、けむい」の「三むい」は湯立の遠山霜月祭の特徴ですが、閉め切ったお宮の中で湯釜を焚き夜通し行われるため「煙たい」のが一番キツい祭りです。でもここは新しいし煙抜けもしっかりしているので比較的「楽」です。2010年。

https://youtu.be/eamjZ4IW8Vc

以下は遠山郷観光協会のサイトからの抜粋です。 中郷の正八幡宮は、旧上村中郷集落の神社です。祭日は12月12日でしたが、平成17年から12月の第1土曜日に改められました。 祭神は、正八幡社(誉田別命 ほんだわけのみこと)や津島神社、源王(げんおう)大神・政王(まさおう)大神・両八幡(先祀・後祀)・ 住吉明神・日吉明神・一の宮・淀の明神からなる八社神、四面など18柱が、社殿内に並ぶ10宇の祠に個別にまつられています。 さらに境内社として宮天伯、それに社殿の東南西北に両山の神・地の神・尾崎の神・子の神が、ちょうど正八幡宮を守護するかのように配置されています。これは中郷の大きな特徴です。 神社は、伝承では正嘉年間(1257~58)に創建されたもので、最初、西ノ原一帯に点在していた祠を、のちに大宮に納めたといわれています。現在の社殿は平成15年に一新したものですが、神前に祭神の祠が並ぶ形は以前の形を引き継いでいます。 そのため、正八幡社の祠の下部に面箱を納めておいて「お倉開き」のときに取り出します。 上町系の霜月祭りのなかにあって、火災にあった上町・程野がいずれも祭神をまとめて本殿内に納めるのに対して、中郷は古い形を伝えている点で注目できます。 舞殿には2基の土製の竈が設けられ、神前に向かって左が「一の釜」、右が「二の釜」です。その真上には「湯の上飾り」が吊されています。